おかげ様で
感謝の意味で「おかげ様で」と使いますが、
時折「様」を省略した「お陰で」という言い方を耳にすることがあります。
では、おかげ様の「様」とは誰を意味するのでしょうか。
大抵の方は感謝する対象の人を示すものとして使っていると思います。
もちろんそれで構わないのですが、本来「おかげさま」というのは、神仏であったり、神仏のご加護を意味しているのです。
ですから「おかげさまでうまく事が運びました」というのは「仏様のおかげさまで、うまくいきました」とも読み替えることが出来るわけです。
直接お世話になった人への感謝として「おかげさまで」と使うのも大切ですが、一歩深めて「おかげさま」と口にしたいものです。